2011年12月05日

アノ「かい人」からの暗号です! by伽古屋圭市

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12月といえば、クリスマスに忘年会に紅白歌合戦。
そしてミステリーでは、
『このミステリーがすごい! 2012年版』をはじめ、各社から今年1年間のブックランキングの発表です!
今年はどの作品が1位となるのか、とワクワクされてる方も多いのではないでしょうか。

既刊の面白本も見逃せませんが、新刊はどんどん出ています!
『このミス』編集部がお届けする作品は、
『パチンコと暗号の追跡ゲーム』で第8回『このミス』大賞優秀賞を受賞した
伽古屋圭市さんの新刊、
『21面相の暗号』(12月6日店頭予定)です。

元公務員のパチプロ・卓郎と美女・シエナの、
なんだかんだ反りが合う凸凹コンビが、
昭和を震撼させた未解決事件と偽札に隠された暗号の謎を追います!

「偽札」に言及したシエナの一言を、ひとりでも多くの方に読んでもらえたらいいなあと
思う、あたたかさも感じられる作品です。

伽古屋さんに、作品の魅力を語っていただきました。


冬休みのお供に、ぜひ!

(『このミス』編集部)
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はじめまして、伽古屋圭市です。
このたび2作目となる長編『21面相の暗号』を上梓いたしました。

精巧なニセ札に潜められていた暗号。グリコ森永事件を模した企業恐喝事件と、ツイッターを利用した現金奪取。暗号を残したニセ札職人。

複数の物語が絡み合いながら疾走し、最後に笑うのは?

こんな感じの内容です。
この作品は受賞作『パチプロ・コード』(文庫タイトル『パチンコと暗号の追跡ゲーム』)の続編にあたります。とはいえ、完全に独立した物語ですので、「前作は読んでないよ~」という方も無問題です。ぜひ、お気軽に読んでいただければと。

ちなみに、当初は続編を書くつもりは一切なかったんですよね。僕自身の読書傾向として「続編もの」を好んではないですし。(嫌いでもないですが)
当然ながら受賞作を上梓したときに今作の構想なんて、まっったくなかったです。ですが、なんだかんだ、すったもんだの末に、なぜだか続編書いてました。自分で言うのもなんですが、よー見事に繋がったなと感心します。

もし『21面相の暗号』をお気に召してくださいましたなら、前作にも手を伸ばしていただけると嬉しいですね。
どうぞよろしくお願いいたします。


伽古屋圭市



●著者プロフィール
かこや・けいいち。大阪府生まれ。
第8回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞後、2010年に
『パチンコと暗号の追跡ゲーム』(文庫化にあわせて『パチプロ・コード』から改題)にてデビュー。
公務員退職後、全国を放浪し、パチプロとして生計を立てる。東京都在住。

『21面相の暗号』(宝島社文庫)12月6日発売予定。

※『このミステリーがすごい!』大賞HP

konomys
posted at 12:26

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