2011年11月06日

新刊は検事ミステリーです! by柚月裕子

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読書の秋、満喫していますか。

ラブストーリーや時代劇もいいけれど、
ハラハラドキドキのミステリーはやっぱり面白い!
ということで、『このミス』編集部からもとっておきの1冊をお届けします。

法廷ミステリー、そして夫婦の絆を描いた『最後の証人』で活躍した
ヤメ検弁護士・佐方貞人の連作短編集
『検事の本懐』(11月10日店頭予定)が発売になります!

今回は検事時代に遡り、連続放火事件や政治家の汚職などを扱いながら
佐方の過去が描かれています。

柚月さんに、作品の魅力を語っていただきました!

(『このミス』編集部)
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『最後の証人』の主人公、佐方貞人の若かりし検事時代を描いた、
連作短編集『検事の本懐』を上梓いたしました。

「罪はまっとうに裁かれなければならない」が口癖の佐方ですが、
生い立ちを含め、獄中死した父親の謎など、佐方の過去を描いています。
佐方がなぜ検事を目指したのか、法と正義の問題も含め、この作品で描いたつもりです。

ちなみに、第三話に登場する悪徳刑事は、
私が大好きな映画「仁義なき戦い」の松方弘樹さんをイメージして書きました。

どうぞよろしくお願いします。

柚月裕子



著者プロフィール
ゆづき・ゆうこ。岩手県生まれ。山形県在住。
第7回『このミステリーがすごい!』大賞受賞、2009年に
『臨床真理』にてデビュー。他の著書に『最後の証人』がある。
「GLOW」(宝島社)にて「アントガーデン」連載中。
最新刊『検事の本懐』は11月10日発売予定。

※『このミステリーがすごい!』大賞HP

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2011年11月