2011年01月28日
R-15指定したいジェットコースター・サイコサスペンス by中山七里
◆◆◆◆
こんにちは。
『このミス』大賞事務局には、ちらほら第10回の応募原稿が届いています。
今年はどんな作品が読めるのか、楽しみです!
2009年第8回『このミス』大賞は、異例の事態に騒然としました。
中山七里さんが投稿した、
「バイバイ、ドビュッシー」(大賞を受賞し、『さよならドビュッシー』として刊行)と
「災厄の季節」の2作品もが最終候補に残ったからです。
結果的に「バイバイ、ドビュッシー」が受賞しましたが、
「災厄~」も甲乙つけがたい作品だと選考委員から評価されました。
今回、その幻の作品ともいえる「災厄の季節」が
『連続殺人鬼カエル男』に改題して刊行されます。
『さよならドビュッシー』、 『おやすみラフマニノフ』で
音楽ミステリーを楽しんでいただいた方は、要注意。
岬シリーズが“明”なら、こちらは“暗”。
まったく違った顔をもつ中山作品を楽しんでください。
どんでん返しの連続には、相変わらず驚かされます。
そういえば、中山さんの応募原稿も今の時期くらいに届いたような。(エントリーナンバー1、2でした)
(『このミス』編集部)
◆◆◆◆
こんにちは。中山七里です。
デビューしてからはや1年余、やっと3作目を上梓することができました。
これもご愛読いただいている皆様のお蔭です。
デビュー作『さよならドビュッシー』はなんと
小学生の方からも読者ハガキを頂戴し、とても嬉しかったのですが、
今回はちょっと小学生の方には読んで欲しくない。
いっそ表紙に「R‐15」と大書きしたかったくらいのそんな小説。
では、大人の方に裏話をひとつ。
この小説を書いていたのは大阪に赴任していた頃でした。
ストーリー上で警察署内の描写が必要だったのですが、
当時は小説書きが趣味のただの会社員、取材の申し込みなどできません。
それでも実際に見なくてはと思い立ち、ええ中まで入りましたとも曽根崎警察署。
階段の幅を計り、非常階段の場所を確かめ、
上から下までうろうろし、
その間に3回も職務質問を受けたのも今ではいい思い出です(どこがや)。
それでは驚愕のジェット・コースター・サイコサスペンスをお楽しみ下さい。
中山七里
●著者プロフィール
なかやま・しちり。1961年、岐阜県生まれ。
花園大学文学部国文科卒業。会社員。
第8回『このミステリーがすごい!』大賞にて大賞受賞後、
2010年1月『さよならドビュッシー』(宝島社)にてデビュー。
近著に『おやすみラフマニノフ』がある。
最新刊『連続殺人鬼カエル男』が
2月4日発売予定。
※『このミステリーがすごい!』大賞
こんにちは。
『このミス』大賞事務局には、ちらほら第10回の応募原稿が届いています。
今年はどんな作品が読めるのか、楽しみです!
2009年第8回『このミス』大賞は、異例の事態に騒然としました。
中山七里さんが投稿した、
「バイバイ、ドビュッシー」(大賞を受賞し、『さよならドビュッシー』として刊行)と
「災厄の季節」の2作品もが最終候補に残ったからです。
結果的に「バイバイ、ドビュッシー」が受賞しましたが、
「災厄~」も甲乙つけがたい作品だと選考委員から評価されました。
今回、その幻の作品ともいえる「災厄の季節」が
『連続殺人鬼カエル男』に改題して刊行されます。
『さよならドビュッシー』、 『おやすみラフマニノフ』で
音楽ミステリーを楽しんでいただいた方は、要注意。
岬シリーズが“明”なら、こちらは“暗”。
まったく違った顔をもつ中山作品を楽しんでください。
どんでん返しの連続には、相変わらず驚かされます。
そういえば、中山さんの応募原稿も今の時期くらいに届いたような。(エントリーナンバー1、2でした)
(『このミス』編集部)
◆◆◆◆
こんにちは。中山七里です。
デビューしてからはや1年余、やっと3作目を上梓することができました。
これもご愛読いただいている皆様のお蔭です。
デビュー作『さよならドビュッシー』はなんと
小学生の方からも読者ハガキを頂戴し、とても嬉しかったのですが、
今回はちょっと小学生の方には読んで欲しくない。
いっそ表紙に「R‐15」と大書きしたかったくらいのそんな小説。
では、大人の方に裏話をひとつ。
この小説を書いていたのは大阪に赴任していた頃でした。
ストーリー上で警察署内の描写が必要だったのですが、
当時は小説書きが趣味のただの会社員、取材の申し込みなどできません。
それでも実際に見なくてはと思い立ち、ええ中まで入りましたとも曽根崎警察署。
階段の幅を計り、非常階段の場所を確かめ、
上から下までうろうろし、
その間に3回も職務質問を受けたのも今ではいい思い出です(どこがや)。
それでは驚愕のジェット・コースター・サイコサスペンスをお楽しみ下さい。
中山七里
●著者プロフィール
なかやま・しちり。1961年、岐阜県生まれ。
花園大学文学部国文科卒業。会社員。
第8回『このミステリーがすごい!』大賞にて大賞受賞後、
2010年1月『さよならドビュッシー』(宝島社)にてデビュー。
近著に『おやすみラフマニノフ』がある。
最新刊『連続殺人鬼カエル男』が
2月4日発売予定。
※『このミステリーがすごい!』大賞