2011年05月02日
第9回『このミス』大賞優秀賞作品、第2弾発売です! by佐藤青南
◆◆◆◆
こんにちは。
GW、いかがお過ごしでしょうか。
さて、第9回『このミス』大賞優秀賞作品
佐藤青南著『ある少女にまつわる殺人の告白』の刊行が迫ってきました!
10年前に起きた、ある少女をめぐる事件を、
児童相談所の所長や小学校教師、小児科医などの証言を通して
描いていきます。
明かされるショッキングな事件とともに、関係者を訪ね回っている男の正体とは……
と、ドキドキハラハラ、驚きの展開をぜひ楽しんでください!
でも、いちばん驚いたのは、深遠で社会的な題材を扱った著者が
イケメン元ロッカーだったこと。
(『このミス』編集部)
◆◆◆◆
あのぉー、すんません、そこの道行く人。
ちょっとばかしおいの頬ばつねってみてくれんですかねぇ……?
あたたたたた!!
なんばしよっと!!なにもそがん力任せにつねらんでも、よかろおもんっっ!!
……あ、これはこれは、お恥ずかしいところばお見せしてしもうて。
どうもはじめまして、佐藤青南と申します。
いやね、なんよおいの小説が本になるていう話を聞いたもんですけん、真偽のほどば確かめようかと思いまして。
どうやら夢じゃなかごたるです。
というわけで本日はおいのデビュー作『ある少女にまつわる殺人の告白』の宣伝にやってまいりました。
長崎を舞台にした内容にちなんで、おいの出身地である長崎県島原地方の方言で失礼さしてもろうとります。
本作は児童虐待をテーマに、ある少女の周囲で巻き起こる不幸の連鎖を、
入れ替わり立ち替わり登場する17人の証言で浮き彫りにしていく構成になっとるとです。
17人って、えらいまた多かと思いません?
甲子園のベンチにだって、15人しか入れんわけですけんね。
ともかくそれだけの人数を描き分けるとが、この作品の肝やったとです。
人がたくさん出てきて、誰が誰やらわからん!!ってなったら、元も子もなかでしょうが。
それぞれのキャラクターば描くとに、
おい自身の想像力をフル稼働させるとはもちろんですが、
これまでの人生で出会ってきた人たちの発言や行動ば記憶から引っ張り出しては、パッチワークのごて切り貼りして、利用させてもらいました。
たとえば、かつて1回だけデートしたけどその後なぜか連絡の取れんくなったデパートの美容部員をしとった女の子の話ば思い返しながら、デパートの化粧品売り場のことを書いたり。
良かですよねぇ、美容部員。
なんであんなことになってしもうたとやろ……(遠い目)。
あ、失礼。
「ネタとしておもしろがって聞いてくれるんなら、それはそれであたしの過去も無駄じゃなかったのかなあって」
作中、証言者の一人である、幼少期に虐待ば受けてきたホステスが発する台詞なんですが、本作をお届けするおい自身も、まさしくそんな気持ちです。
いや、おいが虐待ば受けてきたというわけではなかですよ?
叩かれたら視界不良になるほど埃だらけの身ですけど、それを逆に創作に活かさせてもろうたという意味です。
これまでの人生でいろいろ遠回りしてきたことも、この作品が書けたことで、無駄ではなかったと思えたとです。
すんませんね、自画自賛で。
嘘の吐けん性格ですもんけん。
って、ああっ、鼻が伸びるうっっ!!!
真面目な話、この作品にはさまざまな意見や考え方を持つキャラクターが登場します。
17人の話にじっくりと耳ば傾け終えた後、読者さんにも児童福祉についての18人目の意見者になってもらえれば、作者冥利に尽きます。
ここを読んで少しでも興味ば持ってくれたら……とか、殊勝なことば言うつもりは無かです。
胸を張って送り出せる自信作に仕上がりました。
読まんと損やと思います。
がまじゃ(すごく、の意)良かけん、ぜひ買うてやってください!!
あわわわ……鼻がっ、鼻がぁぁぁっ!!!
佐藤青南
●著者プロフィール
さとう・せいなん。1975年、長崎県生まれ。
熊本大学法学部を除籍後、上京してミュージシャンに。宅地建物取引主任者資格所有。
2011年に第9回『このミステリーがすごい!』大賞
優秀賞として『ある少女にまつわる殺人の告白』で
デビュー。5月7日発売予定。
自身のブログにて4コマ漫画「実録素人ドキュメント 私を売れっ子作家にしてください!!」連載中。
※『このミステリーがすごい!』大賞HP
こんにちは。
GW、いかがお過ごしでしょうか。
さて、第9回『このミス』大賞優秀賞作品
佐藤青南著『ある少女にまつわる殺人の告白』の刊行が迫ってきました!
10年前に起きた、ある少女をめぐる事件を、
児童相談所の所長や小学校教師、小児科医などの証言を通して
描いていきます。
明かされるショッキングな事件とともに、関係者を訪ね回っている男の正体とは……
と、ドキドキハラハラ、驚きの展開をぜひ楽しんでください!
でも、いちばん驚いたのは、深遠で社会的な題材を扱った著者が
イケメン元ロッカーだったこと。
(『このミス』編集部)
◆◆◆◆
あのぉー、すんません、そこの道行く人。
ちょっとばかしおいの頬ばつねってみてくれんですかねぇ……?
あたたたたた!!
なんばしよっと!!なにもそがん力任せにつねらんでも、よかろおもんっっ!!
……あ、これはこれは、お恥ずかしいところばお見せしてしもうて。
どうもはじめまして、佐藤青南と申します。
いやね、なんよおいの小説が本になるていう話を聞いたもんですけん、真偽のほどば確かめようかと思いまして。
どうやら夢じゃなかごたるです。
というわけで本日はおいのデビュー作『ある少女にまつわる殺人の告白』の宣伝にやってまいりました。
長崎を舞台にした内容にちなんで、おいの出身地である長崎県島原地方の方言で失礼さしてもろうとります。
本作は児童虐待をテーマに、ある少女の周囲で巻き起こる不幸の連鎖を、
入れ替わり立ち替わり登場する17人の証言で浮き彫りにしていく構成になっとるとです。
17人って、えらいまた多かと思いません?
甲子園のベンチにだって、15人しか入れんわけですけんね。
ともかくそれだけの人数を描き分けるとが、この作品の肝やったとです。
人がたくさん出てきて、誰が誰やらわからん!!ってなったら、元も子もなかでしょうが。
それぞれのキャラクターば描くとに、
おい自身の想像力をフル稼働させるとはもちろんですが、
これまでの人生で出会ってきた人たちの発言や行動ば記憶から引っ張り出しては、パッチワークのごて切り貼りして、利用させてもらいました。
たとえば、かつて1回だけデートしたけどその後なぜか連絡の取れんくなったデパートの美容部員をしとった女の子の話ば思い返しながら、デパートの化粧品売り場のことを書いたり。
良かですよねぇ、美容部員。
なんであんなことになってしもうたとやろ……(遠い目)。
あ、失礼。
「ネタとしておもしろがって聞いてくれるんなら、それはそれであたしの過去も無駄じゃなかったのかなあって」
作中、証言者の一人である、幼少期に虐待ば受けてきたホステスが発する台詞なんですが、本作をお届けするおい自身も、まさしくそんな気持ちです。
いや、おいが虐待ば受けてきたというわけではなかですよ?
叩かれたら視界不良になるほど埃だらけの身ですけど、それを逆に創作に活かさせてもろうたという意味です。
これまでの人生でいろいろ遠回りしてきたことも、この作品が書けたことで、無駄ではなかったと思えたとです。
すんませんね、自画自賛で。
嘘の吐けん性格ですもんけん。
って、ああっ、鼻が伸びるうっっ!!!
真面目な話、この作品にはさまざまな意見や考え方を持つキャラクターが登場します。
17人の話にじっくりと耳ば傾け終えた後、読者さんにも児童福祉についての18人目の意見者になってもらえれば、作者冥利に尽きます。
ここを読んで少しでも興味ば持ってくれたら……とか、殊勝なことば言うつもりは無かです。
胸を張って送り出せる自信作に仕上がりました。
読まんと損やと思います。
がまじゃ(すごく、の意)良かけん、ぜひ買うてやってください!!
あわわわ……鼻がっ、鼻がぁぁぁっ!!!
佐藤青南
●著者プロフィール
さとう・せいなん。1975年、長崎県生まれ。
熊本大学法学部を除籍後、上京してミュージシャンに。宅地建物取引主任者資格所有。
2011年に第9回『このミステリーがすごい!』大賞
優秀賞として『ある少女にまつわる殺人の告白』で
デビュー。5月7日発売予定。
自身のブログにて4コマ漫画「実録素人ドキュメント 私を売れっ子作家にしてください!!」連載中。
※『このミステリーがすごい!』大賞HP