2012年09月05日
「首長竜」の次は「海鳥」! by乾緑郎
◆◆◆◆◆
第9回『このミステリーがすごい!』大賞受賞『完全なる首長竜の日』著乾緑郎の映画化が発表されました!(2013年初夏ロードショー予定)
原作を未読の方はこれを機会に読むのもいいかと思います。
そして既読の方は、乾さんの新作『海鳥の眠るホテル』が発売されます!(9月7日店頭予定)
カメラマン志望の千佳と、認知症を患った妻を看病する靖史、廃墟に棲む記憶を失くした男、そして白骨死体……。
三人の男女の記憶と現実が交差したとき、世界は新たな姿を見せる!
乾さんに、作品の魅力を語っていただきました。
(『このミス』編集部)
◆◆◆◆◆
えー、『完全なる首長竜の日』が映画化するわけですが、先日、『このミス』関係者のツイッターを眺めていたところ、
・次の授賞式では乾と握手して綾瀬はるかさんと間接握手!
・いっそ乾の手を冷凍保存してはどうか。
等のツイートを発見したのですが、そもそも綾瀬はるかさんと乾緑郎間での握手が実現していないので、そんなことをしても無駄ですよ! 伽古屋さん! 太朗さん!
え? 残念? 一番残念なのはこの俺だ!
というわけで乾緑郎です。
新刊のご案内です。
『完全なる首長竜の日』文庫版の解説で大森望氏が触れていた通りの、温泉街に建つ廃墟のホテルが主な舞台の、ミステリーというよりはホラー仕立ての作品なのですが、例によって、途中までは何について書かれている小説なのか「?」という感じかもしれません。
先に言っときますが、殺人事件が起きて、それを警察なり探偵なりが解き明かすというタイプのミステリー小説ではありません。
タイトルにも含まれている『海鳥』が出てくる辺りで、冒頭から書かれている物語が何なのか徐々にわかってくると思いますが、気味の悪い世界なのでゴム長靴とか用意しといた方がいいと思います(何のこっちゃ)。
ところで、作中では温泉街の名前もホテルの名称も具体的には書いていませんが、この作品に出てくる廃墟のホテルには実在のモデルがあります。
結婚する前に、今の奥さんと、その両親祖母妹らと一緒に泊まりに行ったホテルで、建物の間取りとか立地とか設備とか、かなりそのホテルのイメージを借りています。
もう十年以上も前のことなので、今はどーなってるのかなーとネットで検索してみたら、まだ元気に営業中だったので、どこの何というホテルなのかは秘密。
出来れば今年の冬にでもお忍びで行ってみたいなあ……。
行く暇があればの話だけど(涙)。
乾緑郎
●著者プロフィール
いぬい・ろくろう。1971年、東京都生まれ。
第9回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、
『完全なる首長竜の日』でデビュー。
同年『忍び外伝』(朝日新聞出版)で第2回『朝日時代小説大賞』も受賞し、
新人賞二冠を達成。他の著書に『忍び秘伝』(朝日新聞出版)がある。
最新刊『海鳥の眠るホテル』が9月7日店頭予定。
※『このミステリーがすごい!』大賞HP
第9回『このミステリーがすごい!』大賞受賞『完全なる首長竜の日』著乾緑郎の映画化が発表されました!(2013年初夏ロードショー予定)
原作を未読の方はこれを機会に読むのもいいかと思います。
そして既読の方は、乾さんの新作『海鳥の眠るホテル』が発売されます!(9月7日店頭予定)
カメラマン志望の千佳と、認知症を患った妻を看病する靖史、廃墟に棲む記憶を失くした男、そして白骨死体……。
三人の男女の記憶と現実が交差したとき、世界は新たな姿を見せる!
乾さんに、作品の魅力を語っていただきました。
(『このミス』編集部)
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えー、『完全なる首長竜の日』が映画化するわけですが、先日、『このミス』関係者のツイッターを眺めていたところ、
・次の授賞式では乾と握手して綾瀬はるかさんと間接握手!
・いっそ乾の手を冷凍保存してはどうか。
等のツイートを発見したのですが、そもそも綾瀬はるかさんと乾緑郎間での握手が実現していないので、そんなことをしても無駄ですよ! 伽古屋さん! 太朗さん!
え? 残念? 一番残念なのはこの俺だ!
というわけで乾緑郎です。
新刊のご案内です。
『完全なる首長竜の日』文庫版の解説で大森望氏が触れていた通りの、温泉街に建つ廃墟のホテルが主な舞台の、ミステリーというよりはホラー仕立ての作品なのですが、例によって、途中までは何について書かれている小説なのか「?」という感じかもしれません。
先に言っときますが、殺人事件が起きて、それを警察なり探偵なりが解き明かすというタイプのミステリー小説ではありません。
タイトルにも含まれている『海鳥』が出てくる辺りで、冒頭から書かれている物語が何なのか徐々にわかってくると思いますが、気味の悪い世界なのでゴム長靴とか用意しといた方がいいと思います(何のこっちゃ)。
ところで、作中では温泉街の名前もホテルの名称も具体的には書いていませんが、この作品に出てくる廃墟のホテルには実在のモデルがあります。
結婚する前に、今の奥さんと、その両親祖母妹らと一緒に泊まりに行ったホテルで、建物の間取りとか立地とか設備とか、かなりそのホテルのイメージを借りています。
もう十年以上も前のことなので、今はどーなってるのかなーとネットで検索してみたら、まだ元気に営業中だったので、どこの何というホテルなのかは秘密。
出来れば今年の冬にでもお忍びで行ってみたいなあ……。
行く暇があればの話だけど(涙)。
乾緑郎
●著者プロフィール
いぬい・ろくろう。1971年、東京都生まれ。
第9回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、
『完全なる首長竜の日』でデビュー。
同年『忍び外伝』(朝日新聞出版)で第2回『朝日時代小説大賞』も受賞し、
新人賞二冠を達成。他の著書に『忍び秘伝』(朝日新聞出版)がある。
最新刊『海鳥の眠るホテル』が9月7日店頭予定。
※『このミステリーがすごい!』大賞HP